2025/11/21
鵜沼校
山内 祐太朗
中学生向け
全県模試の結果で入試の結果の予測は不可能です
こんにちは、鵜沼校の山内です。
本日のテーマは「全県模試の結果で入試の結果の予測は不可能です」という内容でブログを記載していきます。
第2回全県模試が返ってきましたが、いかがだったでしょうか?
「案外よかった!」
「全然ダメだった!」
「理科が難しかった!」
とそれぞれ色々と感想を持っていると思います。
ただし、
「これじゃあ、入試うまくいかないんじゃないか?」
という気持ちはよくありません。
なぜなら、全県模試と入試の問題では難易度が全然違うからです。
プロ視点でのお話

「難易度が違っても、取れなければだめ!」
という人もいますが、正しい意見だと思います。
ただし、受験においてはどの問題を取れるようにして、どの問題を捨てるかが非常に大切です。
例えば数学、なんと正答率が1%に満たない問題が出ます。
これを解けるようにしなければいけないとなると、そこに膨大な時間をつぎ込むことになります。
その結果、他の取れる問題が取れなくなり、結果入試に落ちます。
今回の全県模試と入試の難易度が違うというのもまさに同じことです。
例えば昨年度の理科の平均は60点弱です。一方で第2回の全県模試は49点です。
とても難しい問題が出ています。
まったくもって入試とはかけ離れた問題になるので、ここはそこまで気にする必要がありません。
一方で国語の平均は66点とかなり入試の傾向に近いです。
そのため、今回の全県模試で取れていない場合は反省が必要です。
全県模試は上記のように冷静に平均点を見つつ、何を勉強すべきか?
これからどのような戦略でいくか?
ここ1点を探すために使ってもらえるといいです。
各西、長良は特に注意

岐阜高校・岐阜北高校・加納高校の真ん中より上で合格してくる子に関しては
正直平均点が320点だろうが300点だろうが280点だろうが、あまり違いはありません。
なぜなら難易度が上がっても解くことができるからです。
一方で各西、長良組については320点平均のテストでは400点取れるけど
280点の平均だと300点しか取れないということはよくあります。
そのため、平均によって大きく点数が変わるのがこれくらいの点数層の子たちです。
だからこそ、全県模試の結果では入試の結果が分かりづらいです。
入試の対策

岐阜・岐阜北・加納については
とにかく解ける問題、解けない問題を分ける力が必要です。
大体の問題が解けるがあまり、回答率0%の問題にまで時間をかけ
結果当日の点数が取れなくなるということはよくある話です。
特に岐阜高校クラスになると450点くらいがちょうど合格者の中央値となるため
数点違うだけで不合格にもなります。
難しい問題を追うよりも、当日混乱してしまうことや、当日難しい問題に時間を使いすぎて見直しができないということがないように徹底的に「問題の選定」ができるようにしておきましょう。
それ以外の高校については
この時期理科・社会の2科目の点数をあげることに意識を置きましょう。
数学や英語は積み上げの科目と言われており、点数が上がりにくいです。
まずは理科・社会を伸ばすことによって受験への自信をつけることに集中しましょう。
戦略が全て
入試は戦略が全てです。
その戦略のど真ん中は”中3の小さなハートに傷をつけない”です。
弱気な入試をするわけではありません。
ただし、8割がた落ちる子に”落ちてもいいから挑戦しろ””落ちても私立があるから挑戦しろ”は口が裂けても言えません。
合格発表当日、300人くらいの子供たちが集まり
その中の30~60人だけが不合格を見てショックを受けながら親御さんと帰っていく。
このショック・この失敗はまだ中3には大きすぎます。
自信を失い、高校生活までもがうまくいかなくなる子も中にはいます。
・その子の点数を最大限あげる。
・合格最低点を冷静に見る。
・親御さん、子供と猛烈に話をして受験校を選択する。
この3つを徹底的にやるからこそGKの入試は落ちません。
引き続き、頑張ってまいります!