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「先生、看護師になるにはどこの大学に行けば良いですか？」

先日、高校２年生の生徒がこんな質問をしてくれました。

自分のなりたい職業が決まっても、そのためにどの方向に進めば良いかは高校生では中々わかりません。
そこで、GKでは生徒面談や保護者面談を重ねて、一人ひとりと対話をし、進む道を決めていきます。

このブログを見ていただいている方の中にも看護師になりたいという方は少なからずいると思いますので、
今回は「看護師になるためには？」というテーマで紹介をしていきたいと思います！

看護学校を選ぶポイントは３つです。

①学校の形態で選ぶ
②費用で選ぶ
③取得できる資格で選ぶ

①学校の形態で選ぶ
看護学校といっても、その種類は様々です。
４年制大学（国公立）・４年制大学（私立）・短期大学・専門学校と大きく４つの形態にわかれます。

４年間じっくりと時間をかけて学ぶのか、早く社会に出て働きたいのか、など自分の将来のニーズに合わせて学校の形態を選びましょう。

「結局、同じ国家資格を取るんだから、レベルが高くても低くても変わらないんじゃないの？」
ということをよく聞かれます。

もちろん、国家資格を取ることだけが目的であればそうですが、「身に着く現場力」に差があるようです。GKでは訪問看護ステーションを運営しているため、現場の看護師の話を聞くと、行く大学によって「現場で役に立つ指導をしているのかそうでないのか」がはっきり分かれているそうです。
知らずに大学を選ぶと「そんなこと大学で学んでなかったのに…」といったことが生じてしまいます。
長くなるため具体的なお話はここでは避けますが、興味がある子はぜひ聞きに来てくださいね！

②費用で選び
こちらは各大学の授業料と入学金です。

※最新のデータについては各ホームページをご覧ください。

業料だけを比べると、岐阜大学のような国公立大学であれば１年で５０万円程度かかり、聖徳学園大学のような私立大学であれば１年で７０万円～９０万円程度かかるようです。

また、入学金については、さほどどの大学も変わらないため、気にしすぎる必要はないですね。

比較するとよくわかりますが、岐阜県立衛生専門学校（第一看護）・岐阜県立衛生専門学校（第二看護）・岐阜県立多治見看護専門学校・岐阜市立看護専門学校の４校は県が運営している専門学校だけあって授業料が非常に安いです。

入学金も１万円を切っており、他の大学とはくらべものにならないくらい安いです。

ただしこの入学金は、県内の学生か県外の学生かによって異なります。

上記の表では県内の場合の入学金を記載していますが、県外の場合もう少し費用がかかりますので、注意してください。

また、看護学校で見ておきたいポイントとして、「その他の費用」が挙げられます。

・施設費　・教育充実費　・実習費　・後援会費　・同窓会費　・模擬試験代

こういった費用もかかってくるため、単純に授業料と入学金だけを見ないようにしましょう！

③取得できる資格で選ぶ
どの大学も看護師になるための資格（看護師国家試験受験資格）を取得することはできますが、大事なポイントはそれ以外にどんな資格を取ることができるかです。

特に助産師や保健師の資格は取得ができる大学とそうではない大学があります。

上記の表の「保健師」とは保健師国家試験受験資格、「助産師」とは助産師国家試験受験資格のことを指しています。

保健師国家試験受験資格や助産師国家試験受験資格とは、保健師や助産師になるための国家試験を受けても良いという資格です。

国家試験を受けるためにも資格が必要であるため、注意しましょう。

これらの資格を得るためには基本的に４年制の大学に行かなければなりませんが、

４年制の大学であっても、必ずしもこれらの資格を得ることができるとは限らないため、しっかり確認しておきましょうね！

また、保健師国家試験受験資格や助産師国家試験受験資格を得られる大学であっても、全員がその資格を得られるとは限りません！

保健師国家試験受験資格や助産師国家試験受験資格は基本的に、資格取得を希望した学生の中から選ばれた学生のみ得ることができるようになっていますので注意をしましょう！

いかがだったでしょうか？
看護師という一つの職業だけを考えても、たくさん考える必要があります。
高校受験や大学受験は一つの通過点でしかありません。
その先も見据えながら、一緒に将来を考えていきましょうね！”