2025/04/16
岐南校
村瀬 功
中学生向け
脱!長時間勉強!毎日数分で400点!!

中学生のための効果的な勉強法
こんにちは、保護者の皆さん。お子さんの中学校生活は順調でしょうか。今回は、お子さんの学習をサポートするための「効果的な勉強法」についてお話しします。
「わかった」と「できる」の大きな差
皆さん、1月から12月まで英語で全部書けますか?見たことはあっても、実際に書くとなると難しいですよね。これは勉強全般に言えることです。
最近のニュースでは、デジタル化の進展により、学生がノートに書く習慣が減っているという報告がありました。電子黒板などICT教材の普及により、画面を見たり聞いたりするだけで、「わかった気になる」現象が増えています。
しかし、「なんとなく分かるような気がする」だけでは、テストで「正確に」「高得点を取る」ことは不可能です。スポーツと同じで、プロのプレーを見ているだけでは同じように動けないのと同様、勉強も「頭を動かす練習」が必要なのです。
チェック式勉強法のすすめ
多くの子どもたちの勉強の仕方を見ていると、次のような傾向があります:
- 分かる問題、できる問題を繰り返しやっている
- 嫌いな教科は後回し → 結局やらずにテストへ
- 間違えても、赤ペンで答えを書いて終わり
こうした無駄を省くために、「チェック式勉強法」を取り入れましょう。
チェック式勉強法のやり方:
- 自力で解けなかった問題にチェックをする
- 復習時にも、解けなかったらさらにチェックを追加する
- テスト前には、チェックが多い問題から優先的に復習する
このシンプルな方法で、自分の弱点が視覚的に分かり、限られた時間を効率的に使えるようになります。
「練習」の重要性
勉強は本質的に「覚えることの繰り返し」です。問題の解き方を覚え、問題に応じてその解き方を適用し、答えにたどり着く。この「頭の動かし方」を繰り返すことで、問題を見ただけで解き方がすぐに思い浮かぶようになります。
授業を聞いて理解できたとしても、数字が変わっただけで解けなくなることは珍しくありません。「わかった」だけでなく「できる」ようになるまで練習することが重要です。
時間の効率的な使い方
中学生の生活は忙しいものです。学校や部活、課題や宿題、そして十分な休息も必要です。「チェック式勉強法」を活用すれば、限られた時間を最大限に活かせます。
最初から解ける問題は翌日やテスト前にやっても大抵解けます。大切なのは、解けなかった問題が解けるようになっているかを確認することです。チェックマークが多い問題に集中することで、無駄な時間をカットできます。
計画的な学習管理
苦手教科の後回しを防ぐためには、計画的な学習管理が欠かせません。予定を立て、進捗をチェックする仕組みを作りましょう。親御さんがサポートしながら、お子さんと一緒に学習計画を立てることをおすすめします。
早めの対策が成功の鍵
現在の教育システムでは、中学1年生からの成績がすべて高校受験に影響します。中学3年生になれば誰もが努力しますが、勝つ方法はただ一つ—先に始めること。
効率的な勉強法を早めに身につけ、コツコツと積み重ねていくことが、将来の選択肢を広げる重要なポイントです。
まとめ
勉強は「作業」ではなく「記憶への蓄積」です。ノートに答えを書いただけでは学習は完了しません。理解し、練習し、記憶に定着させることが大切です。
「チェック式勉強法」を取り入れ、効率的かつ効果的な学習習慣をお子さんと一緒に築いていきましょう。それが、お子さんの学力向上と将来の可能性を広げる確かな一歩となるはずです。
