2025/03/13
永田 創
高校生 模試のレベル感

こんにちは。
GKの進学塾・高富校講師の永田です。
今回は高校に進学する方に向けて高校生が受ける模試について解説していきます。
高校に入ると、中学時代と違い1年生から模試を受ける機会が増えます。模試にはいくつか種類があり、それぞれ受験者層や難易度が異なるため、自分の目指す進路や現在の実力を正しく把握するためにも、模試の特徴を理解しておくことが重要です。
本日は代表的な4種類の模試について解説します。
①進研模試
全国の高校で学校のカリキュラムの一環として実施されている模試です。(個人申し込みはできず、学校単位で申し込む形式です。)
受験者層が非常に広く、難関大学を目指す人から大学受験を考えていない人まで様々な生徒が受験するため、問題の難易度は比較的易しめです。その分、偏差値はやや高めに出やすい傾向があります。初めて模試を受ける高校1年生でも取り組みやすい模試と言えるでしょう。
②河合模試
河合模試は全国でも受験者数が多いことで有名な模試です。問題のレベルは標準的で、特に記述模試については進研模試を除けば比較的取り組みやすいとされています。
進研模試よりも大学受験を意識した生徒が多く受けるため、より現実的な偏差値や自分の立ち位置を確認したい場合におすすめです。
③駿台模試
駿台模試は河合模試に次ぐ受験者数を誇る模試で、難易度も高めに設定されています。問題の質も非常に高く、基本ができていないと太刀打ちできません。
特に難関大学を目指す生徒にとっては歯ごたえがある内容なので、ハイレベルな演習を積みたい人にはぴったりです。逆に基礎がまだ固まっていない場合は、まずは標準レベルの模試で実力をつけてから挑戦するのがおすすめです。
④東進模試
東進模試は他の模試に比べて受験者数が少ない傾向があります。その理由として、受験者の大半が東進ハイスクールの生徒だからです。(ただし、外部生も受験可能です。)
母数が少ないため、偏差値の数値だけを鵜呑みにしないよう注意が必要です。ただし、問題の質は高く、特に理系科目の問題の質が優れていると感じます。
注意点として、学校の進度に合わせていないため、高3の最初の模試で高3の全範囲から出題されることもあります。学習の進み具合によっては難しく感じるかもしれませんが、総合力を試すには良い機会となるでしょう。
以上、4種類の模試について解説しました。
それぞれ「受験者層」と「難易度」に違いがあるため、自分の目指す進路や現状の学力に合った模試を選び、立ち位置を把握することが重要です。
模試をうまく活用して、目標達成に向けて一緒に頑張っていきましょう!
