GKの進学塾

GKの進学塾 TOP  >  ブログ  >  共通テスト英語の読み方

ブログ

最新記事

2024/11/15

汲田真一

共通テスト英語の読み方

どうも、岐南校の汲田真一です。

 

こんにちは、岐南校の汲田真一です。

共通テストまで残り64日となりました。高校3年生の皆さんは、緊張感が高まっていることと思います。一日一日を大切にし、確実に得点を伸ばすための勉強を進めていきましょう。

今回は、共通テスト英語の効果的な読み方についてお伝えします。

 

 

 

近年の傾向

大学入学共通テスト英語では、リーディングの総語数が増加傾向にあります。2023年度は6,127語で、前年と比較して約100語増加しました。

さらに、2024年度には6,292語となり、3年連続で6,000語を超えています。このように、センター試験時代と比較して約1.5倍の語数での出題が定着しています。

 

この増加に伴い、限られた時間内で多くの英文を正確に読み解く速読力が求められています。

 

効果的な読み方

1. 設問の先読み

本文を読む前に設問や選択肢に目を通し、求められている情報を把握します。これにより、本文中で注目すべき箇所が明確になり、効率的な読み取りが可能となります。

以下が手順です。

設問の確認

各設問を読み、何が問われているのかを把握します。例えば、「筆者の主張は何か」「具体例として挙げられているものは何か」など、設問の種類を理解します。

選択肢の確認

各設問の選択肢を確認し、どのような答えが用意されているかを把握します。これにより、本文中で探すべき情報やキーワードが明確になります。

キーワードの抽出

設問や選択肢から、本文中で注目すべきキーワードやフレーズを抽出します。例えば、特定の人物名、地名、数値、専門用語などが該当します。

本文の読解

抽出したキーワードやフレーズに注意を払いながら本文を読み進めます。これにより、重要な情報を見逃さず、効率的に内容を理解できます。

 

特に重要なのは、先読みを通じて本文中のどこを重点的に読むべきかを把握することです。

共通テストは時間が限られているため、関係のない箇所は速読や読み飛ばしを活用し、効率的に進めましょう。

本番での読み飛ばしに不安がある場合は、模試や過去問で練習を重ねてください。

 

2. 強弱をつけた読み方

全ての部分を同じ深さで読むのではなく、重要な情報が含まれる部分を丁寧に読み、そうでない部分は速読することで時間を節約できます。

この際、スキャニングの技術が有効です。

設問で確認したキーワードをもとに、本文をスキャニングし、関連しそうな箇所を精読します。

精読時には、文構造を理解するために主語(S)、動詞(V)、目的語(O)、補語(C)を意識し、分詞や関係詞のかかり方を把握すると効果的です。

特に、正答に関係する文章は複雑な構造になっていることが多いため、文法理解も重要です。

3. 消去法の活用

選択肢を比較し、明らかに誤っているものを除外することで、正答に近づけます。特に推測が必要な問題では有効です。完全に消去できない場合でも、選択肢に〇、△、×などの印をつけて優先度を決める方法もおすすめです。

例えば

「Trial Lesson Week」のチラシから正答を探す問題で、参加条件を問う設問があったとします。

選択肢の中に「those who aren’t experienced cannot attend the lessons(経験のない人はレッスンに参加できない)」というものがあれば、お試しレッスンであるにもかかわらず参加を制限するのは不自然です。この選択肢には✕をつけましょう。

このように、本文を読まなくても疑問を持つ選択肢は除外できます。選択肢が一つ減るだけでも、解答が楽になります。

 

 

最後に

共通テストは時間との勝負です。

 

普段から速読の練習をすることはもちろん、復習の際には必ず精読を行ってください。

時間をかけて読めないものを速く読めるわけがありません。

本番まで焦る気持ちは理解できますが、復習にはしっかり時間を取りましょう。

 

英語は得点が安定しやすい科目です。今日からは英文を読む感覚を維持するために、毎日英語を読むようにしてください。

 

これを読んでいる受験生が納得のいく結果になることを祈っています。

入塾までの流れ

指導力に自信があるから「1カ月全額返金保証」を導入しております。まずはお気軽にお問い合わせの上、GKの進学塾をご体感ください。

お問い合わせフォームへ