2022/09/28
山内 祐太朗
中高生が勘違いする数字の罠
![山内 祐太朗](https://gk-shingaku.com/wp/wp-content/uploads/2017/02/yamauchi.jpg)
こんにちは、鵜沼校の山内です。
本日は数字の罠という話しを致します。
数字を読み違えると大きな落とし穴に引っかることもあります。
例えば平均年収500万円の会社。
岐阜県の平均年収は450万ほどになるので、子どもたちに聞くと「入りたーい!」と答えます。
では極論ですが・・・
Aさん 0円
Bさん 0円
Cさん 0円
Dさん 0円
Eさん 2500万円
平均 500万円
こうだったらどう?と聞くと
「絶対やだ!」
「怖い!」
と答えます。
これが数字の罠です。
今は極端な話でしたが、受験に置き換えます。
今回の岐阜新聞テストの現在の岐阜地区順位が500位だった!
まずまずだ!
そう思っている人もいると思います。
一方で、今回の岐阜新聞テストは2000名ほどしか受けていません。
今年度の中3は7000名ほどいます。
つまり、岐阜地区順位が500位に何も信憑性がないということです。
高校生についても話をします。
昨年度の合格実績をみて、南山の合格が100あったとします。
だいたい300人ほどの学校であれば、上位1/3は受かるんだ!
今でもいける!
そう思う子いると思います。
ここにも罠があります。
南山大学 100という数字は
「人数」ではなく、「合格数」になります。
どういうことかというと
私立大学は複数回受けることができます。
そのため1人の子が3個、4個、5個と受かることも多々あります。
もしも、平均して1人の子が3つ合格していたとしたら、南山は33人ほどしか受かっていないということですよね。
つまり、上位1/10しか行けないということになります。
結果が最近返ってきた高校1年生の進研模試も同じです。
偏差値が60あった!やった!
そう思った子もいますよね。
実は進研模試は、有名私立高校や浪人生が受けていないテストです。
そのため、実際の偏差値は経験上、-6~-7くらいした数字が実際の偏差値になります。
つまり、偏差値60なら53~54
偏差値52なら45~46という数字になります。
今、さらっと例に上げただけでもこれくらいあります。
実は、中高生の数字の罠は本当にたくさんあります。
その罠に引っかからないために受験のプロである私達がいます。
現塾生の方
・不明なことがある。
・不安なことがある。
いつでも相談しに来てくださいね^^
![山内 祐太朗](https://gk-shingaku.com/wp/wp-content/uploads/2017/02/yamauchi.jpg)