2022/01/25
吉田 一平
【中3生】進路希望調査の結果から
令和4年度入試の進路希望調査の結果が発表されました。
https://www.pref.gifu.lg.jp/uploaded/attachment/282974.pdf
全ての高校ではないですが、いくつかの高校をピックアップして、昨年度と比較した表を簡単に作ってみました。
①岐阜北高校の希望者数
昨年に比べてどの高校も希望者数は増えていますが、突出して多いのが岐阜北高校です。
昨年は最終的に423人(63人オーバー)でしたが、それでも1月の進路希望調査時点では414人でした。
今年は525人ということで、昨年よりも111人も多いことがわかります。
②岐山高校の希望者数
岐阜新聞テストの志願者数を見ていればわかっていたことですが、やはり今年度は昨年度よりも希望者数が少ないです。
昨年度は、変更期間前の時点でも大幅に割れていましたが、変更期間にて最終的に受験者数320人(定員ぴったり)に落ち着きました。
今年度は、その昨年度よりも、希望者数が少ないということがわかります。
岐阜・岐阜北・加納・長良などからどれだけ移動するのかはわかりませんが、どれだけ増えるのかは注意が必要です。
③県岐商の希望者数
県岐商は、1つの科だけを見るのではなく、全ての科の合計の数字を見る必要があります。
4つの科の合計は、475人と昨年よりも68人も多い状況です。
昨年でさえ40人があふれた入試でしたが、今年は更にあふれることが予想されます。
中でも近年は情報ビジネスの人気が高く、レベルが高い子が集まっています。
自分が情報ビジネス受験しないにしても、県岐商にはスライド合格がありますので、見ておくべき数字です。
最後に、この進路希望調査の中には、岐阜高専を受験するもしくは合格している子も含まれています。
岐阜高専の推薦入試では、既に87人の合格者が出ており、一般入試(2/18合格発表)も含めると合計200人が高専に行きます。
実際は200と言う数字がこの数字から引かれるということもポイントです。
また、出願者数の人数だけで受験校を決めるのは良くありません。
人数が多いだけで、周りのレベルがどのくらいであるのか次第で合格のボーダーも変わります。
岐阜地区では約4000人しか受けていませんが、それでも岐阜新聞テストなどの結果を分析して慎重な判断が必要です。
約7000人の中3がいる中で、4000人しか受けていないと聞くと、あまり参考にならないと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、高校ごとで考えるとそうでもありません。
例えば、進路希望調査で長良と答えた子は464人ですが、岐阜新聞で長良を第一志望にしている子は440人います。
仮に全員が進路希望調査と岐阜新聞テストの第一志望が同じだとすると、約95%の子が受けていることになります。
分析をしておいて、意味がないことはありません。
今の時期が最も慎重になるべき時期です。
ご不安もたくさんあると思いますが、正確な分析と熱い指導で生徒を引っ張って参りますのでご安心ください。