2025/11/05
高富校
吉田 一平
高校生向け
総合型選抜ってなに?
高校3年生にとっては推薦入試・総合型選抜入試の時期になりました。
GKの生徒たちも続々と良い結果をもらってきています(*^-^*)
大学入試には多くの種類がありますが、推薦入試や総合型選抜入試は、高3のこの時期には合格がもらえる入試方法です。
中でも、総合型選抜入試での合格者数は最近多くなっています。
今回はその総合型選抜入試について解説していきます!
① 総合型選抜とは?学力だけでない“人間力”を見る入試
総合型選抜とは、大学が求める人物像(アドミッション・ポリシー)に合う受験生を、学力試験だけでなく、人物評価・意欲・活動実績などを総合的に判断して選ぶ入試制度です。
一般入試のように「点数」で合否が決まるわけではなく、「なぜその大学で学びたいのか」「どのように社会で活躍したいのか」といった思考力・表現力・主体性が重視されます。
選考内容は大学によって異なりますが、主に以下のような形で行われます。
・書類審査(志望理由書・活動報告書・調査書)
・小論文またはレポート
・面接やプレゼンテーション
つまり、総合型選抜は「知識量を競う試験」ではなく、自分をどう表現できるかを問う入試なのです。

② 総合型選抜に向いている人とは?
総合型選抜は、誰にでも合う入試というわけではありません。
向いているタイプには、次のような特徴があります。
・目的意識がはっきりしている人
「なぜその学部で学びたいのか」「将来どうなりたいのか」が自分の言葉で語れる人。
・高校での活動を積極的に行ってきた人
部活動やボランティア、資格取得、探究活動など、“主体的な経験”を持っている人。
・自分の考えを文章や言葉で伝えるのが得意な人
志望理由書や面接では、論理的に自分の考えを説明する力が求められます。
反対に、「まだ将来の方向が決まっていない」「人前で話すのが極端に苦手」という人は、準備期間をしっかり取ることが必要です。
ただし、こうした弱点も練習や指導で十分克服できます。早めの準備が成功のカギです。
③ 総合型選抜の準備は“早く・計画的に”がポイント
総合型選抜は、一般入試よりも早い時期(9〜11月頃)に出願・面接が行われるため、高3の春にはすでに対策を始めている生徒が多いです。
準備の流れは次のようになります。
・自己分析と大学研究(高2の冬〜高3春)
自分の興味・強み・将来像を整理し、大学の求める人物像と照らし合わせます。
・志望理由書の作成・添削(高3春〜夏)
「なぜこの大学なのか」「入学後に何を学びたいのか」を具体的に書きます。
・面接・小論文対策(夏〜秋)
大学の出題傾向を研究し、模擬面接で練習を重ねることが大切です。
総合型選抜は大学受験において、十分に活用できる制度の1つです!
高校生のみなさんはぜひ知っておいてくださいね\(^o^)/