2025/05/25
蘇原校
永田 創
高校生向け
文理選択で後悔しないために今できること

こんにちは、GKの進学塾 蘇原校の永田です。
今回は高校1年生のご家庭にぜひ知っていただきたい「文理選択と進路の考え方」についてお話しします。
高1は人生の“分岐点”の始まり
高校1年生の1年間は、「とりあえず高校生活に慣れる期間」ではありません。
実はこの時期から、大学受験や将来の職業を見据えた選択が静かに始まっています。
その中でも特に大切なのが「文理選択」です。
ただ「数学が嫌いだから文系」「国語が苦手だから理系」…そんな“好き・嫌い”だけで選んでしまうと、後から進路の選択肢が大きく狭まってしまう可能性があります。
文理選択は「4つの視点」で考えよう
私たちは、生徒たちに文理選択を考える際は次の4つの視点を伝えています。
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得意科目(好きではなく、得意かどうか)
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勉強量(文系と理系では必要な勉強量が大きく異なります)
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職業(自分が将来やってみたい仕事に必要な進路)
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お金(大学の学費、通学費用、一人暮らしの有無など)
特に3つ目の「職業」は、多くの高校生がまだあまり考えていない項目です。
でもここがブレると、「夢は工学系なのに文系を選んでしまった…」というように、大きなミスマッチが起きる可能性があります。
夢がない…それは「情報が足りないだけ」
「自分の将来がまだわからない…」
「行きたい大学も職業も決められない…」
そんな悩みを抱える高校生は本当に多くいます。
でも、それは決断できない自分が悪いのではなく、“材料”が足りないだけなんです。
たとえば、知っている職業といえば「教師」「看護師」「薬剤師」など“資格が必要な職業”だけだったりしませんか?
実際、世の中には資格が必要でない職業の方が圧倒的に多く、それらはほとんど「一般企業」で働く人たちです。
大学の学部や職業、企業、資格についての情報は、意識して集めない限り、自然とは入ってきません。
YouTubeで企業のインタビューを見るのも良し、オープンキャンパスに参加して雰囲気を知るのも良し。
まずは「調べる・知る」ことから始めましょう。
進路に悩んだときの“頼れる人”はいますか?
高校生が進路に悩んだとき、相談できる大人の存在はとても大きな意味を持ちます。
できれば、学校の先生だけでなく、もう少しフラットに話せる第三者の存在が理想です。
GKでは、
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授業冒頭で「職業」や「資格」に関する話をする「進路意識づけ」
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定期的な生徒面談での悩み相談
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年に2〜3回の保護者面談で、家庭の方針や金銭面も含めた話し合い
など、本人と家庭の両方をサポートする体制を整えています。
理系→文系には戻れる? でも…?
「とりあえず理系にしておけば後から文系に変えられる」と考えるご家庭も多くあります。
確かに、理系→文系という進路の変更は“可能”です。
ただし、高校2年生以降の授業内容は変えられません。
理系の授業を取りながら、文系の大学を目指すというのは、受験に必要のない授業を受け続けながら、独学で文系科目を勉強するということ。
これはかなり効率が悪く、高校3年生になってから後悔する生徒が後を絶ちません。
「9〜11月」で決めきることが大事
文理選択は、多くの高校で秋(9〜11月)ごろに最終決定となります。
ですから今のうちから、「将来のことを少しでも知る・考える」時間を持つことがとても重要です。
永田から高校生と保護者の皆様へ
「なんとなく」で進路を決めてしまうと、必ずどこかで壁にぶつかります。
でも逆に、早い段階で「自分の選択肢」を広げる意識を持てば、高校生活の質も、受験の結果も大きく変わってきます。
進路に悩んでいる方は、ぜひ一度、GK蘇原校にお話を聞きに来てください。
私たちは、ただ勉強を教える塾ではありません。
「未来を一緒に考える場所」です。
ご相談やご質問があれば、いつでも蘇原校までご連絡ください。
生徒一人ひとりにとって、そのご家庭にとっての最善の選択肢を一緒に見つけていきましょう!
