2025/05/23
蘇原校
宮本 晋佑
中学生向け
中学校1年生から進学校を目指すには

将来、進学校に進みたいと考えている
小学校や中学校の保護者の皆さんに向けて、
「今のうちからやっておくと確実に差がつく3つのこと」
をお話しします。
少し長くなりますが、
お付き合いいただけると幸いです。
進学校を目指すというのは、
ただ勉強ができればいいという話ではありません。
思考力・計画性・基礎学力など、幅広い力が求められます。
1.英語は「書けない」と意味がない
小学校でも英語の授業が導入され、
卒業するまでに600〜700語の英単語を
覚えることが学習指導要領に定められています。
ところが、問題は「覚える=書ける」になっているかということ。
中学校に入ると、英語のテストは
最初から「書くテスト」になります。
例えば中学1年生の6月には、
英単語を正しく書けるかどうかを問うテストが行われます。
このとき、小学校で「読む・聞く」だけの
英語学習をしてきた子が、
果たして2か月で書けるようになるでしょうか?
ですから、今のうちから「英語を書く練習」
を始めておくことが大切です。
最初はアルファベットの練習でもOK。
単語カードやミニテスト形式でいいので、
少しずつ書く力を身につけておきましょう。
2.計算だけでは数学は解けない
次にお話ししたいのは、
「計算が得意=数学ができる」ではないということです。
特に、岐阜県の入試問題を見れば分かるのですが、
数学の平均点だけが極端に低いという特徴があります。
これは、文章問題や図形問題など
「読み取って考える力」が求められるからです。
つまり、計算だけでは太刀打ちできないのが実情です。
では、どうすればいいのか?
普段の小学校の教科書問題だけでなく、
市販の問題集などを使って、
見たことのない形式の文章問題や応用問題にチャレンジ
することをおすすめします。
さらに、理科についても触れておきましょう。
理科は、計算力というよりも
「答えを暗記しているかどうか」
がカギになります。
理科で点を取るための3ステップ
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まずは答えを見ながら理解する
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2周目は自分で解いてみる
-
間違えた問題だけもう一度やる
中学の理科で使われている「理科の学習」などのワークを、
しっかり覚えておけば
70点くらいまでは安定して取れます。
満点を目指す人は、
教科書にしか書いていない情報や、
先生が授業で話す内容もチェックしておくとよいでしょう。
3.賢い子は「スケジューリング」ができる
最後のポイントは、
「学習計画を立てられるかどうか」です。
進学校に合格する子どもたちの共通点として、
私が感じているのは、
スケジューリング能力が高いということです。
たとえば、
「テストが3週間後だから、今週はこの範囲、来週はここを仕上げる」
といった見通しを立て、実行できる子が多いです。
もちろん小学生のうちから
完璧なスケジュールが組めなくても大丈夫です。
でも、「時間の使い方」を意識する習慣づけはできます。
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毎日決まった時間に宿題をする
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朝決まった時間に起きて勉強する
-
1日の中で「勉強の時間」と「遊ぶ時間」を分ける
こうした生活習慣が、将来の受験勉強の「土台」になります。
GKの生徒たち全員がこれだけできるようになる
というわけではありませんが、
それらを意識して指導をしています。
その中の1つに、
「確認テスト」というものがあります。
「この日に、このページからこのページまで」
と期間と範囲を決めて、テストを行います。
テスト当日までにこれだけ勉強して、
きっと忘れちゃうから、前日に復習の時間を作って、、、
というように計画を自分で決めれるようになってきます。
塾としてただテストをしているだけ、
ではなく、
この子たちが今後伸びるために必要なことはなにか
ということまで考えています。
