蘇原校
宮本晋佑
小学生向け, 中学生向け
塾選びのコツ
塾選びで「合格実績」や「割引」だけを見て後悔していませんか?転塾相談で見えてきた、本当に見るべき塾選びのポイントを、現場の実体験を交えてお伝えします。
「体験授業に行って、良さそうだったから決めた」 「兄弟割引があったから、そのまま同じ塾に」 「近所で評判がいいと聞いたから」
塾選びの理由は、ご家庭によって本当にさまざまです。ただ、実際に転塾のご相談を受ける中で、「もっと早くこう考えていれば」というお話を、これまで何度も聞いてきました。
この記事では、実際にあった転塾のご相談や、入塾面談での保護者の声をもとに、本当に見るべき塾選びのポイントについてお話しします。小学生・中学生のお子さんの塾選びで迷っている方に、少しでも参考にしていただけたら嬉しいです。

「実績」や「割引」だけで選んで、後悔していませんか
入塾のご相談をお受けしていると、塾選びの基準として、こんな声をよく聞きます。
「合格実績が多い塾だから安心」 「兄弟で通うと割引があるから、同じ塾で」 「月謝が安いところがいい」
もちろん、実績や費用は気になって当然です。ご家庭の事情もありますから、それ自体は決して悪いことではありません。
ただ、一般的には、合格実績の数字だけでは「その塾がわが子に合っているかどうか」は分からないことが多いです。実績は、あくまで「これまで通ってきた生徒たち全体」の結果であって、目の前のお子さん一人ひとりに対する指導の質を、直接示すものではないからです。
割引についても同じです。兄弟割引があるからという理由だけで、上の子に合っていた塾に下の子も通わせてみたら、実は下の子にはまったく合わなかった、というケースも珍しくありません。きょうだいでも、性格も、勉強への向き合い方も、合う先生のタイプも違います。
転塾のご相談で、実際によく聞くこと
私自身、これまで他の塾から移ってきた生徒さんや保護者の方から、いろいろなお話を伺ってきました。
その中で、複数のご家庭から共通して聞くのが、
「先生と合わなかった」
というお話です。
授業の内容や指導方針そのものよりも、「担当の先生との相性」でつまずいているご家庭が、実は少なくありません。子どもが先生に質問しづらいと感じていたり、逆に先生の指導スタイルが子どもの性格に合っていなかったり。理由はさまざまですが、共通しているのは「合わない先生と、我慢して通い続けていた」という点です。
塾は、勉強を教わる場所であると同時に、先生という「人」と、長い時間を一緒に過ごす場所でもあります。だからこそ、先生との相性は、思っている以上に大きな影響を与えます。
なぜ「数字」だけでは、ミスマッチが起きるのか
ここで少し立ち止まって考えてみたいのですが、なぜ「実績」や「割引」といった分かりやすい基準で選んでも、こうしたミスマッチが起きてしまうのでしょうか。
それは、実績や料金といった数字が教えてくれるのは、あくまで「塾全体としての傾向」だからです。一方で、お子さんが塾に通って結果を出せるかどうかを左右するのは、多くの場合、もっと個人的な要素です。
- この先生になら、分からないところを聞きやすいか
- この先生は、うちの子の性格やペースに合わせてくれるか
- この塾は、うちの子の将来をどれくらい真剣に考えてくれるか
こうしたことは、パンフレットの数字を見ているだけでは、なかなか分かりません。
塾は「人との付き合いの場」だと思っています
私自身は、塾という場所を、単に「勉強を教える場所」だとは考えていません。塾は、人との付き合いの場だと思っています。
だからこそ、塾選びで一番大事にしてほしいのは、「この先生になら、うちの子を任せられそうか」という感覚です。合格実績の数字の大きさよりも、目の前の先生が、お子さんとどう向き合ってくれそうか。そこを見てほしいと、いつも思っています。
そしてもう一つ、大事にしている考え方があります。それは、目先の結果だけでなく、その子の将来を見据えて指導することです。例えば高校選びひとつをとっても、偏差値だけで決めるのではなく、その子が将来どんな道に進みたいのかを踏まえて考えるべきだと、私は思っています。塾選びも同じで、「今の成績を上げるためだけの塾」ではなく、「この先の進路や将来まで一緒に考えてくれる塾」かどうかは、意外と見落とされがちなポイントです。
私たちが、実際にやっていること
考え方だけをお伝えしても、「本当にそうなのか」と思われる方もいらっしゃると思います。ですので、私たちが実際にどんな工夫をしているかも、お伝えしておきます。
1ヶ月保証制度
入塾後、もし先生や塾の雰囲気が合わないと感じた場合は、1ヶ月分の授業料を全額返金する制度を設けています。
これは、「相性は、実際に通ってみないと分からない」ということを、私たち自身がよく分かっているからです。体験授業だけでは見えないことも、実際に数週間通ってみて初めて見えてくることがあります。だからこそ、保護者の方にも「まずは安心して試していただきたい」という思いで、この制度を続けています。
面談での丁寧なヒアリング
保護者面談は年3回、生徒面談は必要に応じて随時行っています。
保護者面談では、家庭での勉強の様子や、お子さんが進路についてどう考えているか、入試にかかる費用の話、保護者の方があまりご存じない受験情報など、成績の話だけにとどまらないお話をさせていただいています。塾での様子と、ご家庭での様子、その両方を合わせて初めて、お子さんに合った指導ができると考えているからです。
「成果」は、合格数ではなく行動の変化で見ています
塾としての成果を、私たちは合格者数だけで測っていません。それよりも大事にしているのは、お子さん自身の行動が変わったかどうかです。
自分から机に向かうようになった。分からないところを、自分から質問できるようになった。そうした小さな変化こそが、その子にとって本当に意味のある成果だと考えています。
塾選びに迷っている保護者の方へ
もし今、塾選びで迷っている、あるいは今の塾に何となく違和感を感じているという方がいらっしゃったら、一度、こんな視点で考えてみてください。
「実績」や「割引」ではなく、「先生との相性」「うちの子に合わせてくれそうか」「将来まで見据えてくれそうか」という視点です。
一般的には、体験授業や面談の場で、先生がお子さんの話をどれだけ丁寧に聞いてくれるかを見ると、その塾の姿勢が見えてくることが多いです。
まずは、話を聞いてみませんか
塾選びは、お子さんの数年間を左右する、大事な選択です。だからこそ、パンフレットの数字だけで決めるのではなく、実際に先生と話してみて、「この人になら任せられそうか」を確かめていただきたいと思っています。
私たちも、体験授業や個別相談の場で、お子さんの今の状況やお悩みを丁寧にお伺いしています。「まだ本格的に転塾は考えていないけれど、一度話だけ聞いてみたい」という段階でも、もちろん大歓迎です。ぜひお気軽にご相談ください。